2020年GOOD DESIGN賞受賞

J・RESIDENCE

J・RESIDENCE KASUGAI

流れを呼び込む通り路

かつて近隣住民とのコミュニケーションの場として存在していた路地空間を、家の中心に引き込む。すると、家族も地域も混じり合い、新たな交流の流れを生む新感覚空間、「通り路」が生まれた。

通り路は「サスティナブルな暮らし」を実現
  • 通り路は
    「サスティナブルな暮らし」
    を実現

    風や季節の流れを取り込む

    天窓から空が広がり、光と風が通り抜ける空間。季節や時の移り変わりを五感で感じられ、開口部の開閉により、取り込みたい外部環境のみを室内に取り入れることができる。

    通り路は「サスティナブルな暮らし」を実現
    通り路は「サスティナブルな暮らし」を実現
  • 通り路は「あいまいゾーン」

    二世帯の動線が重なり
    会話の流れを作る

    二世帯住まいの中でも交流が希薄になりやすい上下分離型の二世帯を、通り路が繋げる。どちらの居住スペースでもないあいまいゾーンが家族間で生まれる遠慮をなくし、動線がいくつも重なることで自然な会話の流れを作る。

    動線動線
  • 通り路は「たまり場空間」

    近隣を呼び込み
    地域活性化の流れを生む

    街の延長のような通り路は地域の人々の「ご自宅訪問」のハードルを下げてくれる。スキップフロアによる4つの層と建物の隙間に設えたたまり場空間が、複数のコミュニティを内包し新たな交流を生む。

    通り路は「たまり場空間」
J・RESIDENCE

J・RESIDENCE MITO

脱nLDK+0.5×3

ライフスタイルの変化が急速に進む現代に合わせ、住宅にも変革が求められている。従来の間取り「nLDK」という概念に捉われない、空間の区切りを曖昧にする0.5の手法にはその余白から生まれるゆとりに、日々の暮らしを豊かにするヒントが詰まっている。

  • 内を削って外部を取り込む

    外部であり、
    室内のようなバルコニー

    【従来のバルコニー】
    ・細長く、使い勝手が悪い
    ・部屋との繋がりが希薄でメリハリがない

    イメージ1

    【ゆとり空間のある間取り】

    • ■室内を切り欠くように奥行きのあるバルコニーを作り、内部に外部を取り込んだようなデザイン
    • ■床のレベルを揃え内外の境界を曖昧にしたことで外部との距離が縮まり、気軽にアクセスできる
    • ■懐の深い軒は雨に濡れる心配もなく、外の空気を味わい快適に過ごせる自宅サードプレイスとなる
    ゆとり空間のある間取り
    イメージ1
    イメージ2
    ゆとり空間のある間取り
  • 外に繋げ内部を拡張する

    内にいながら外を味わえる浴室

    【従来の浴室】
    ・閉鎖的
    ・機能性を重視しがち
    ・視覚的なリラックス効果に欠ける

    イメージ1

    【ゆとり空間のある浴室】

    • ■家の角に部屋ではなく浴室をレイアウトする、リラックス効果の高い浴室に重点をおく暮らし
    • ■軒と天井の高さと素材をそろえ、室内と外の一体感を演出
    • ■ガラスの仕切りよりも広く感じられ、外にいるような開放的な浴室は副交感神経が刺激され、リフレッシュできる
    ゆとり空間のある浴室
    イメージ1
    イメージ2
    ゆとり空間のある浴室
  • 内包しながら開放する

    フレキシブルな
    おばあちゃんの居室

    【従来の間取り】
    和室
    ・来客時以外に利用されないことが多い
    単身親世帯の個室
    ・静かに暮らせるよう家の奥に配置されるケースが多い
    ・部屋に引きこもりがちになりやすい
    ・家族のいるLDKに出ていきにくい

    イメージ1

    【ゆとり空間のある間取り】

    • ■和室をおばあちゃんのお部屋に取り入れ日常使いに
    • ■引戸の開閉により、LDKにいる家族との距離を調整し、ストレスのない交流と単身の不安を解消する
    • ■玄関に近いお部屋は友人を招きやすく、誰もいない平日の日中は1F全体をおばあちゃんの居室のように広々と過ごすことができる
    ゆとり空間のある間取り
    イメージ1
    イメージ2
    ゆとり空間のある間取り室