贈与税 （ぞうよぜい）

贈与税とは、簡単に言うと個人から財産を譲渡された際に課税される税金で、その年の1月1日から12月31日までの間に受けた贈与額に対して課税されます。
なお、財産を所有したまま死亡した場合、遺産を相続、遺贈する時には相続税が課税されます。贈与税は、この相続税逃れを狙って生前贈与が頻発する事態を防止する役割を担っており、相続税を補完する意味合いもあります。

○贈与とは
贈与とは、自分の財産を無償または著しく低い価格で他人に与える事を言います。

○贈与税の基礎控除
贈与税には年間110万円までの基礎控除枠が設定されています。基礎控除以内の贈与であれば、贈与税の申告は必要ありません。

○課税対象財産
贈与税の課税対象となる財産は、現金だけではなく、土地、建物、有価証券など経済的な価値があり金銭で見積もる事が可能なすべての財産が対象となります。

○納税義務者
贈与税は、贈与によって財産を取得した側が納税義務者となります。