用語集
相続税 (そうぞくぜい)
相続税とは、人が死亡した際に、被相続人が所有していた遺産の相続、遺贈を受ける人に対して課税される税金です。現金資産に限らず、不動産や有価証券など資産価値のある多くの財産が課税対象となります。
○相続とは
相続とは、民法で定められた法定相続人が、被相続人の遺産を取得する事です。なお、法定相続人となる人は以下の通りです。
1:配偶者は常に相続人となります。
2:直系卑属(子ども、死亡していれば孫が代襲して相続人となります)
3:2がいない場合は、直系尊属(両親、死亡していれば祖父母)
4:2,3がいない場合は兄弟姉妹(死亡している場合は、甥姪が代襲して相続人となります)
○遺贈とは
遺贈とは、被相続人が遺言によって財産をゆずることで、対象は法定相続人に限定されません。また、被相続人の死亡と同時に財産を与える旨の契約をする場合もあり、これを死因贈与と言います。なお、遺贈によって財産を譲り受ける人を受遺者と言います。
○納税義務者
相続や遺贈、死因贈与によって相続財産を取得した人が納税義務者となり、相続した割合に応じて各納税義務者の税額を計算します。
○納付期限
相続開始後10ヶ月が申告納付期限となります。
○基礎控除額
相続税の基礎控除額は平成27年1月1日より以下の通り改正されました。
基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人)
この金額を下回る場合は、相続税は発生しません。