一括借上げ （いっかつかりあげ）

一括借り上げとは、不動産賃貸における管理手法の一つです。所有者から不動産業者などが建物1棟を丸ごと借りて、その対価として所有者に対して満室時の想定賃料の一定割合を支払うことです。一般的には「サブリース契約」や「家賃保証」と表現する場合もあります。

賃貸経営において最もネックとなる「空室リスク」が発生しないため、ローンの返済計画が組み立てやすくなります。また、入居者の管理もすべて不動産業者が対応してくれますので、事実上所有者がすることはほとんどありません。

支払われる金額が直接賃貸する場合の家賃の8～9割程度になるため、毎月の手取り額自体は通常賃貸よりも低くなります。また、入居する人の「属性」については、原則所有者が注文をつけることができず、事前に不動産業者の同意が必要です。