用語集

減価償却 (げんかしょうきゃく)

減価償却とは、不動産などの固定資産の取得費用をその耐用年数に応じて分割して費用計上する会計処理のことを言います。「減価」とあるように、時間の経過とともにものの価値の減少にともなって発生する費用のため、賃貸物件の場合減価償却の対象となるのは建物部分のみで土地については劣化がないと考えられるため減価償却資産には含まれません。

〇減価償却が必要な理由
例えば、賃貸物件の取得費用1億円を取得したその年の経費として一括して計上すると、単年度で大赤字となり、反対に翌年度以降は大幅な黒字計上となってしまいます。これでは会計上非常にバランスが悪くなり、費用と収益が対応していない状態になってしまうため、減価償却を行い固定資産の劣化分を分割して減価償却費として計上する会計手法がとられているのです。

〇計算方法
減価償却の計算方法には、定額法と定率法があります。
1:定額法(取得費用×償却率=減価償却費)
減価償却費が毎年均一になるよう配分する計上方法です。

2:定率法(未償却残高×償却率=減価償却費)
減価償却費が毎年一定割合ずつ減少していく計上方法です。

五十音順で探す

土地活用・資産運用のことなら住友不動産にお任せください。

お電話でのお問い合わせ フリーダイヤル:0120-241-386 施工エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉