賃貸経営の基礎知識

第14回 集合住宅を犯罪抑止の観点で考える!

「犯罪から守る住まい」から「犯罪を起こさせない住まい」へ講師:安中 紀章氏(綜合警備保障株式会社)

ハード(住宅)とソフト(住民)の犯罪ディフェンス

ハード(住宅)とソフト(住民)の犯罪ディフェンス

犯罪者や不審者が嫌がるのは、「犯罪の防止に配慮して整備された環境や建物等の防犯設備」(ハード面)+「そこに住んでいる住民相互の連帯感や信頼感」(ソフト面)です。
犯罪者に狙われにくく、安心して暮らせる地域づくりを実現するためには、建物や環境といったハード面と、住民ひとりひとりの行動によるソフト面との、両方からのアプローチが大切なカギとなります。

防犯カメラの設置、見通しの確保といった環境の整備や建物の構造の改善などといったハード面の見直しだけでは、本当に安全な地域づくりは難しいのです。犯罪者や不審者は、住民の視線を恐れています。
ソフト面であるオーナーや住民同士が、普段からあいさつなどで積極的に声を掛け合い、不審者に「この地域での犯行は無理だ」と思わせるような雰囲気を作ること。それが犯罪への大きな抑止力になります。
つまり、「自分たちの地域の安全は自分たちで守る」といった防犯パトロールを実施するなど、防犯に対する意識を高めることが、犯罪者や不審者を地域から遠ざける近道です。

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