賃貸経営で長期的に安定した収益を得るためには、空室がでない賃貸住宅を創ることが一番の対策です。しかし多くの賃貸住宅が乱立している首都圏では、「空室」を出さないこと自体が難しい時代にもなってきており、競合物件との差別化をどのように打ち出せるかが「入居率」を高める大きなポイントになってきています。では、どのような差別化が有効なのでしょうか・・・。
答えは、入居者のニーズを知り、『入居者に選ばれる賃貸住宅』を創り上げること。この「入居者ニーズ」は、これから賃貸住宅の建築をご計画されている方には、ぜひご参考いただきたい項目のひとつです。
最近の賃貸住宅は高級化が進み、20~30年前のアパートとは比較にならない程仕様が充実して、賃貸アパートであっても分譲マンション並の設備を整えた高級仕様となっており、賃貸住宅と分譲住宅の仕様の差はかなり縮まっているようです。
部屋選びの際、入居者が特に重視するポイントを挙げると、エアコンの完備やトイレ・バスの別、浴室乾燥機付きバス・独立洗面台などの設備は当たり前になってきており、ウォークインクローゼットやオートロック、防犯合せガラスなどセキュリティ面などにも高い関心があるようです。